クライトンの遺作である本作は17世紀のジャマ
イカあたりを舞台にして私掠船とかが出てくるということで自分の興味ある分野(
ナポレオン戦争時代の海洋小説)とは微妙にずれているものの、全くの範疇外というわけでもなく、2年前に単行本が出たときに買うかどうか迷って結局買わなかったという経緯があります。この度、文庫版が刊行されたのでこれを機に購入してみました。ちょうど消化したいポイントもあったという事情もあります。しかし、ものすごく面白かったとしても御本人が亡くなっているから続編は期待できないのですよね。