「墨たんですよ!」1巻

漫画家の師走冬子さんが愛猫「墨たん」との生活を綴ったエッセイマンガです。黒猫の「墨たん」は小さい女の子の姿で描かれており、人語もしゃべっていますが、これは師走さんの心に響く声でしょう。わが家でもネコの「ひな」相手にアテレコしているのと同じことかと。それはそれとして「墨たん」のかわいらしさとか理不尽さ(すなわちネコ一般のそれ)があからさまに描写され、また一方でネコ飼いの親バカならぬ飼い主バカが炸裂するという、読んでいて深くうなずく作品でありました。