「水底の妖」ロバート・ファン・ヒューリック

会社帰りの電車で「螺鈿の四季」をちょうど読み終えたので、ちょっと寄り道して本書を買っていきました。先の二冊が主人公ディー判事が第一の任地で知事であったときのお話で、本書では第二の任地の知事になってからのお話であるようです。って、まだ読んでないわけですけど。ところで作者のヒューリックは言語の天才であり、中国通でもあったようです。さらに画才もあったとみえ、挿絵も作者本人によるものなのですね。それもいかにも昔の中国の小説(水滸伝とか)っぽい絵柄。本業はオランダの外交官であり、小説を書き、絵も達者。万能超人ですか。