タオルのヒエラルキー

我が家において、タオル(普通サイズの浴用タオルというのでしょうか)には三つの階層があります。買ってきたばかりの新品に近いものはニョーボが使います。ある程度くたびれたタオルはワタクシが使います。ワタクシが使って、かなりくたびれたものは半分に切られて使い捨ての雑巾としてその役目を終えます。最後の使い捨て雑巾はともかく、ニョーボと私のタオルが上のようになっているのは我が家における力関係がそうなっているからではなくて(いや、そうなのか?)、私が使うとすぐにタオルが傷むから、とニョーボは主張しております。私は朝ヒゲを剃りますから、夜、風呂に入るときには軽くヒゲ面になっている、その状態でタオルで顔を拭くとパイル地の糸が引っ張られてほつれてくるのだ、というのです。ワイヤーブラシじゃあるまいし、そこまで強力なヒゲではないと思うのですが、ニョーボは上のように主張してやみません。真相は浴用タオルとして使った後、水気を絞る力が強すぎて生地が傷むのだとは思うのですが。