「彷徨える艦隊5/戦艦リレントレス」

100年の冷凍睡眠から目覚めた主人公ギアリー大佐は自分が伝説の英雄として偶像化されていることを知る。その彼が敵の星域の奥深くで孤立してしまった味方艦隊を率いることとなる。はたして無事に帰還することができるのか?というのが骨子のシリーズ。指揮官の孤独というのは戦争小説(現実を舞台とするにせよ、架空世界を舞台とするにせよ)でよく使われるモチーフだと思いますが、味方とはいえ、100年も経っているから戦争に対する考え方からして変わっているのでよりいっそうその辺が際立ったりします。結構楽しみに読んでいるシリーズです。